ビールミール入り発酵飼料で長期肥育を特徴とする「麦酒牛」を販売

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契約農家のご紹介

子供から年配の方まで
みなさんに喜ばれる牛肉とは・・・

安全を保証しながら、「ちょうどいいお味、ちょうどいいお値段」をモットーに牧場を厳選し、生産者と三位一体で生産・販売に取り組んでいます。

扱う牛は黒毛和牛とホルスタインを掛け合わせた交雑種「F1」が中心ですが、当社のF1は和牛に劣ることなくきめ細やかで、健康が保ちやすいという特徴があります。牛が元気であるということが、とても重要な条件。そこで、この特徴を最大限に発揮できる育成環境や管理方法、飼料などを生産者と共に追求し、きまじめな生産を維持しています。

1頭の牛を出荷するのに2年余りの時間がかかります。見えない努力と試行錯誤の積み重ねの末に、「美味しい。また食べたい」と味にも値段にも納得していただける牛肉へ到達することができるのですが、消費者の方は、味と値段の微妙な変化に敏感です。同じ価格であっても少しでも味が落ちれば、たちまち無関心になってしまうのです。
しかも、相手は牛というデリケートな生き物。味を落とさないためには、一つ一つの手間を惜しまず、常にマーケットと生産現場に目を向けながら創意と工夫を重ねていくほかありません。優れた技術や環境もさることながら、哲学ともいえる飼育への頑固なこだわりが、高い品質を維持し、マーケットで「信頼」を得るのです。

各地の牧場を視察し、熊本県の南牧場から仕入を行っています。南牧場の井上社長は、系列企業の九州フタバ飼料株式会社の協力を得て、約10年ほどの研究を重ねやっと、ビールミール入りの発酵飼料を完成させました。

入荷する牛はいつもハツラツとして元気。私たちは生産者としっかりと向き合い、消費者の方に合格点をいただける牛肉づくりを毎日追求しています。

南牧場

〒869-2402 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺4733番地
飼育頭数 約8,500頭
代表取締役 井上 勇二

南牧場

阿蘇山麓育ち抜群の飼育環境を誇る国立公園内に広がる広大な牧場

阿蘇外輪山の北側、見渡す限りの草原が広がる阿蘇くじゅう国立公園の特別指定地域の中にある約110haの牧場。周辺には久住山、阿蘇山、黒川温泉などの観光スポットが点在します。

この牧場は昭和55年に井上社長の父で会長の井上高茂さんが創業しました。標高は約800~850メートルなので夏は涼しく、冬はマイナス10度程度まで冷え込みますが、夏の暑さが苦手な牛にとっては、良好の環境。久住山から駆け降りるさわやかな風がほど良く牛舎を吹き抜け、天然の換気を促しています。

一貫した飼育体制

仔牛たちは同牧場の子会社で北海道・根室地方の「北海道南牧場」で育てられています。ここでは生後間もない仔牛を近隣の酪農家から買い取って哺育、育成し、8カ月後に九州の「南牧場」まで搬送されるのです。

生後間もないころから出荷まで系列会社による一貫した飼育体制ですので、飼料・体調管理やトレースが容易にできるばかりか、牛にかかるストレスを回避できます。また、通常肥育農家が把握しにくい哺育、育成期間を理解することにより、的確な血統選抜や肥育方針改良、スムーズな問題対処が可能になるなど、一貫した飼育体制で品質向上に繋げています。

こだわりの飼料で長期肥育

「南牧場」のスタッフは18人。20代の元気な若者が多い。

「仕事は牛の管理、エサやり、清掃です」と井上竜也専務。
アメリカ留学を経て23歳で家業につき、7年目。牛のコンディションを見極めながら飼料配合のバランスを考えたり、牛舎を乾燥した状況に保つよう清掃に努めるとともに牛舎に敷くオガクズなど敷料の交換を10日に一度は行うなど、徹底した衛生管理に努めています。「久住高原のさわやかな風と豊かな伏流水のおかげで牛たちにとって抜群の環境が保たれています」と井上専務。食べた人に"うまい!!"と評価してもらえることが何よりうれしいです」とほほ笑みます。
肥育期間は通常22カ月程度とされますが、ここでは24~29カ月まで長期化することで、 牛は体に〝うま味〟を蓄え、甘味とコクのバランスがとれた肉質を持ちます。

飼料に特別なこだわりをみせる井上勇二社長は「うちの牛肉は、細胞のきめの細かさと脂質が違います。胃腸の調子がイマイチというお年寄りが食べても胸やけしませんよ」と胸を張ります。「秘密は独自にブレンドする飼料です」と瞳を輝かせ、「コストはかかりますが、天然酵母の力で健康的に細胞の数を増やしながら余計な水分を飛ばしてくれるのです」と話しました。

  • 哺乳に使うおしゃぶりがついたバケツ。

  • 生後1カ月の仔牛たち。

  • 800~900kgに育った生後25カ月の牛たち。

  • ビールミールを混合し、発酵させた肥料。
    手にすると人肌ほどの温かさがある。

  • 南牧場で働く若者たち。左から進智史さん、江上直人さん、井上竜也専務

  • 牛舎に敷き詰められた敷料のオガクズ。衛生状態を確保するため、コストはかかるが10日に1度を目処に交換する

鎌田牧場

〒 766-0017 香川県仲多度郡まんのう町炭所西2782-1
飼育頭数 約4,000頭
代表取締役 鎌田 武彦

牛を育てるプロ集団。鎌田牧場 KAMADA RANCH|讃岐まんのう まんのうひまわり牛・鎌田牛

鎌田牛の生産牧場である「鎌田牧場」とは

香川県まんのう町の緑豊かな山あいにある鎌田牧場はきれいな空気とおいしい水に恵まれており、また日本一のため池「満濃池」や「讃岐まんのう公園」など、豊かな自然に囲まれた場所です。温暖で平地の多い香川県の特徴を活かした肥育に非常に適した場所で、人にとっても牛たちにとっても暮らしやすく、のびのびと育つことができます。
そこでは肥育に携わる生産者の一人一人が牛に対して深い愛情を持って一頭一頭丹念に育てています。

程よい脂と柔らかな肉質

一般的に肉質に影響を与える要素は主に、素牛、飼料、ビタミンAといわれています。鎌田牧場では、とりわけ、ビタミンAの調整に神経を使っています。それはビタミンAが上手にコントロールされた牛の肉には、サシがきれいに入るとされているからです。
さらにビタミンAの欠乏は牛の健康にも影響を及ぼす可能性があるので、検査機関によるデータと合わせて、毎日の世話を通して得られる経験をもとに常にビタミンAの調整を適切に行っています。
また、藁の質や飼料の配合は、肉の柔らかさに影響を与えます。鎌田牧場では、とうもろこし・大豆・ビール粕など加工しだいでは人間でも食べる事のできる安全で質の高い飼料を与えています。
こうして育てられた「鎌田牛」は、美しいサシが入り、コクと適度な脂の乗った、国産牛肉となるのです。

安全で質の高い飼料による飼育

食の安全面や飼料がそのまま肉の味に影響するという事実を踏まえて、毎日朝夕2回、人間が食べても安全な飼料を使っています。
美味しい肉質の牛に育てるためには、飼料が占めるウエイトはかなり大きいものであり、「鎌田牧場」では、飼育段階に応じて複数の種類の飼料を使い分けています。
また時には栄養価のバランスを考え、自社ブレンドした飼料も与えており、毎日の健康状態など、その時々の牛の状態に応じてきめ細かい管理を行いながら適切な飼料を与え飼育しています。

  • 哺育期 人の手で一頭一頭、哺乳瓶でミルクを与えます。手間はかかりますが、それぞれの牛の健康状態などを把握することができます。離乳後の粗飼料としては、チモシーなどを与えています栄養豊富な飼料を与えて、元気な牛に育てる時期です。
  • 育成期 この時期はバミューダ、オーツヘイがメイン。自家配合の飼料はこの頃から活躍します。 「鎌田牛」の品質を左右する貴重な時期です。
  • 肥育期 ビール粕や麦などを粗飼料の上からふるなど、月齢や牛の種類によって飼料を変えます。 出荷の日まで、これらの飼料で育てます。